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  • 執筆者の写真すえふじ小児科

熱中症


夏休みに入り、良いお天気が続きますね。

年々暑さが過酷になっているようにも思います。

とは言っても子ども達は元気いっぱい!!外遊びも欠かせませんね!

熱中症に気をつけて、楽しんでほしいと思います。

熱中症とは●○●

高温の環境に身体が適応できない状態です。

日本でも熱中症で亡くなる方が年間200~400人とされ、小児では0~4歳、15~19歳の発症が多いです。乳幼児期は車内、車庫での発症、15歳~はスポーツ時の発症が多いという統計があります。

症状は  ●○●

めまいや立ちくらみ、失神、頭痛などがおこります。

中等度になると、脱力感、倦怠感、めまい、嘔気・嘔吐、集中力の低下がおきてきます。重度になると、立っていられない、意識障害やせん妄などが出ることもあり、深部体温が40℃以上になると多臓器不全もおこり得ます。

*深部体温は直腸温のことで、腋下で測る体温よりも約1℃高いと言われています。深部体温が40℃の時は腋下温は41℃と予測されます。

赤ちゃんの場合は、顔が赤い、抱っこすると体が熱い、元気がなく不機嫌、唇が乾燥している、おしっこの量が少ない、反応が鈍い時は注意が必要です。

気が付いたら●○●

涼しく快適にしてください。

水分、ミネラルの補給が大切です。赤ちゃんは哺乳量をみてください。

スポーツドリンクは、糖分の過剰摂取からかえって脱水を招くこともあります。スポーツドリンクを薄める、他の水分も準備するなど、工夫をしましょう。

中等度以上であればすぐに医療機関を受診しましょう。

重度の時は救急車を要請しましょう。

その場で出来る対応とは、大きな動脈が皮膚表面に通っている、首(頸動脈)、脇(腋窩動脈)、脚の付け根(大腿動脈)付近を冷やします。

冷たいタオルをあてる、冷たいタオルで体を拭く、そして何よりも飲めるときは水分補給です。

熱中症は予防が一番!●○●

こまめな水分補給、スポーツをする時は運動前にもしっかり水分・塩分を摂る、通気性のよい衣服を着る、運動は1時間以内で休息もしっかりとる等

大変な状況にならないように心がけましょう!!

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すえふじ医院 小児科
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