BCGの接種後「赤くなっているのですが大丈夫ですか?」と問い合わせをいただくことがあります。今日は、BCG接種後の反応についてお話します。
接種時にお配りしているパンフレットに、「コッホ現象について」というものがあります。
(下記写真、日本ビーシージー製造株式会社パンフレットより参照)
すでに結核に感染している赤ちゃんにBCGワクチンを接種すると、通常より早く、強く反応がでることがあり、これをコッホ現象といいます。
接種後3日以内に炎症や化膿がみられる場合はすぐに受診をしてください。
では、正常な経過を見てみましょう。※スタッフ子どもにて撮影
接種後1ヶ月頃から化膿がみられ、その後、皮が剝がれていきます。びっくりするかと思いますが、通常の経過です。接種後6ヶ月過ぎから赤味が落ち着き始め、接種1年後には
針痕は残りますが、赤味はほぼなくなります。
化膿してきた頃や、皮膚が剥がれた頃に感染を起こすと、炎症を起こして汁が出てくることがあります。そんな時は受診してください。
Comments