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  • 執筆者の写真すえふじ小児科

研修 外来トリアージ・BLS研修会(パート1)アナフィラキシーショック


当院では、よりよい医療を提供するために定期的に研修会に参加しています!

今回は、熊本県小児科医会 外来トリアージ・BLS研修会 に参加しました。

メインテーマは

・予防接種時のアナフィラキシーショックについて

・外来トリアージ:重症度と緊急度を迅速に見分ける

・BLS(Basic Life Support):一次救命処置について

でした。

研修内容と当院の対応について少しご紹介します(^∇^)

『予防接種時のアナフィラキシーショックについて』

当院では予防接種後15分は必ず院内でお待ち頂いております。

お急ぎの時や、混み合っている時などは「早く帰りたい!」と思われることもあるかもしれません。

しかし!この「15分」にはちゃんと意味があるのです(^^♪

「万が一のアナフィラキシーショックへの緊急対応」を念頭においての15分待機です!

【アナフィラキシーショックって?】

アナフィラキシーは、(予防接種の場合であれば)予防接種の後、通常30分以内にじんま疹が出る、咳き込む、動悸がするなど全身性にアレルギー症状が出る反応です。血圧低下、意識障害を伴うとアナフィラキシーショックといわれます。

今回の研修では、

・30分後にクループ症状が出て、1時間後に会話困難。

・6分後に顔面蒼白、脈拍の低下。

という2例の症例が紹介され、いざ!という時の緊急処置・対応をしっかり習得してきました。

頻度はごくまれですが、当院でも、接種直後に血圧が下がり立っていれなくなった例を経験しています。接種直後の待機の重要性を再確認するとともに、緊急時の的確な処置ができるよう日々スキルを磨いていこうと思います!

【当院で接種後15分待機していただく理由】

アナフィラキシーショックでは、特に緊急処置が必要な状況は接種直後~10分以内に多いと言われています。万が一、アナフィラキシーショックが起こってもすぐに対応できるように、また、15分待機後、帰宅途中で何か異変があれば、すぐに戻って対応できるように…。そういった意味での「15分待機」なのです。

インフルエンザのワクチンの時期は、患者様の数も多くなり、お待ちいただく場所も狭くご迷惑をおかけします。

場合によっては、車内でお待ち頂き、15分後、受付に来て頂いても構いません。

理由があっての待ち時間。ご協力をお願い致します!!

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