今の子どもたちは生まれてすぐからさまざまな機器に囲まれています。
長時間待たなければならないとき、
ゲームをしたり、スマートフォンで動画を見せたり、手軽に気分転換ができることは大きなメリットですよね。
でも、目にとっては大きな負担が…。
大人も同じですが液晶画面、とくに小さな画面を近くで長時間見続けることは目への影響が大きいと言われています。
今回は、院内で行った勉強会のテーマ「子どもの視力低下について!」お伝えします。
下記は裸眼での視力1.0以下の方の割合です。
年代別に分け、保護者世代、今の子どもたち世代で比較してあります。
(文部科学省 平成27年度学校保健統計より)
高校生になると半数の人が視力1.0以下に入っています。それは30年前も同じ。
グラフからは視力が下がるスピードが早まり、全体数が増えていると言えそうです。
☆大切なのは早期発見!!☆
★視力低下の兆候は…
・テレビを見るとき、異常なほど接近している
・何かを見ようとするとき、目を細める仕草をする
・顎を上に向けたり、下に引いたりする動作をする
・よく転んだりぶつかったり、階段でつまづいたりする
・目や頭が痛いと訴える
・飽きっぽく、イライラしやすい など
子どもが自分で視力低下を訴えることは少ないですが、学校の勉強が遅れているなと思ったら、黒板の文字が見えてなかったなどもあります。何かしら上記のような兆候が現れます。
☆視力を保つために大切なのは…☆
★生活習慣の見直し!
テレビ・パソコン、ゲームは時間やルールを決める
体を冷やさない
よく遊び、集中して勉強する
食生活の改善、目に良いといわれる栄養を摂る
早寝早起きをする
姿勢を正す
脳のストレスを取り除く などなど
治療のタイミングは早いほうがいいと言われる視力。
当院では、お子様の「近視」「遠視」「乱視」「斜視」などを検出することが可能なスクリーニング機器を導入しています。生後6ヶ月頃から測定可能です。
(暗いお部屋でチェックします。)
お子様の眼に少しでも心配な点がありましたら、当院スタッフまでお尋ね下さい!