大人は細かく分かれている診療科目。
脳神経外科、消化器科、呼吸器科、眼科、耳鼻科、整形外科、皮膚科などなど。
子どもは??
総合病院をみても「小児」とつくのは、小児科、小児外科。
とってもシンプル。
小児科は子どもの総合医です。
まずは全身状態を診ます。
目やにがひどく、流行り目(アデノウィルス感染症)だな!と言う場合、大人は目の症状だけでも、子どもは高熱が持続することも多いです。
まだまだいろいろな免疫を獲得していく時期。局所的な症状で終わらず、全身を診ることが大切な時期です。
子どもの全身状態を診ることができる医師にかかること、大切にしてほしいと思います。
小児科にこられて、専門の治療が必要!と判断したときはそれぞれの科に紹介しています。
子どもは成長の途中段階。
消化吸収する機能もデトックスする肝臓も腎臓も未熟です。
食事も離乳食や幼児食のように、なるべく食べやすく、薄味で、手作りのもので!!と気遣うのと同じ。
どこまでお薬を使うのか、本人の持つ力とウィルスや細菌の勢いの強さとのバランスを見ながら、必要最小の薬で治すことを目標としています。
そのさじ加減が得意なのは小児科医である!と自負しています。
数分の診察だけで全てを判断するのは難しく、お母さんからの情報が診断のカギになることも沢山です。
疑問に思うことは勿論、実は…という話も教えてください。
できる限りの情報収集、丁寧な診療を心がけています。
お互いの信頼あってこそ、見逃しの少ない、その時々の最善の治療ができると思っています。
ご家族と私たちでタッグを組んで、お子さんの負担が少なく保護者の方の不安も最小で、早く元気に過ごせるように適正な治療を行うことを目標にしていきます。ご協力、お願い致します!!